デュエルのバケットについて~2023年5月現在~

 

2023.11.19内容修正しました。

 

始めに

この記事では、2022年12月に適用されたパッチ25.0にて適用されたカードバケットのリニューアルについて解説します。デュエルでデッキを組む際に必須の知識ですが、パッチ後の仕組みを解説している記事がないので自分で書くことにしました。

 

旧システム


デュエルモードは、1回対戦するごとにデッキに3枚カードを追加していきます。これらは任意のカード群に基づいており、これをバケット呼びます。

 

赤枠がバケットの名前です。


参考
報酬バケット調査~ウィロー/ウォーロック編~【ver21.6】 - クロムの頭の中 (hatenablog.com)

提示されるバケットは、自分のデッキを参照しています。デッキ内にそのバケットに所属しているカード1枚でもあれば、そのバケットが提示される可能性があります。これを理解せずにデッキを組むと様々なバケットが提示されることになり、デッキの方向性が歪んでしまいます。シナジーのあるカードだけのデッキを維持するために提示するバケットは絞るほうが良いです。出現バケットを絞り、狙ったバケットを確実に出現させるテクニックはバケット固定」と呼ばれます。

参考
【デュエル】20.8追加報告【爆弾】 - クロムの頭の中 (hatenablog.com)

旧システムには2つの問題があります。
①どのカードがどのバケットに所属しているのかわからない。ゲーム内、公式サイトではバケットを確認することができません。有志の方たちが調査したものを参照するしかなく、デュエルの敷居が高くなる要因の一つでした。
②運営が新拡張のたびにバケットを考える必要があり、手間がかかる。バケット仕様変更と同時期に、大会縮小やマーセナリーズ更新停止の発表がありました。デュエルは大丈夫なのかと不安になりましたが、今のところ環境に対して頻繁に調整が入っています。サービス継続のために必要な調整だったのでしょう。

 

新システム(パッチ25.0~2023年5月現在)

 

旧システムの任意のカード群バケットは廃止になり、拡張ごとのバケットが提示されるようになりました。例としてブラン(ハンター、ウォリアーのデュアルクラス)で次のようなデッキを組んだとします。

カードの右にどの拡張バケットに所属しているかを表示しています。

このデッキで提示される可能性のあるバケットは、「天下一ブドゥ祭」「ダークムーン・フェア」「烈戦のアルタラック」「深淵に眠る海底都市」「ナスリア城殺人事件」「集え!レジェンド・フェス」の6つです。「レガシー」バケットは存在しません。そのため、ツンドラサイはバケットに所属しないカードになります。

ある拡張のカードが1枚でも入っていれば、その拡張バケットが出現します。採用する拡張を絞ればバケット固定も可能です。そこは旧システムと同様です。



デッキを組む際に意識すること


仕様


・お宝はバケットに影響を与えない。愛用のお宝(最初に選ぶお宝)と途中でデッキに加わるお宝、パッシブはバケットに影響を与えません。
・クラスカードの出現率が高い。ただし、具体的な割合は不明です。
・レガシーバケットは存在しない。バケットに所属せず影響をあたえないカードになります。そのため断末魔パッシブ狙いのデッキによくレプラノームが採用されます。

レプラノーム
・再録されてコアと元拡張の2種類が存在する場合は、カードの拡張に従う。例としてネルビアンの卵はナクスラーマスの呪いとコアセットの2種類が存在します。コアセットのカードを使用するとナクスラーマスの呪いは提示されません。

拡張が違うので赤枠のマークがちがいます。



・デスナイト、デーモンハンターを使用するとき、それらのヒーローが存在しない拡張は中立カードのみ出現する。
・デスナイトは、初期デッキのルーンのカードのみ出現する。(2023年5月現在バグ発生中 色問わずルーンが3つのカードが報酬に出現せず、提示されるバケットにも影響しません。)

現在このバグは治っています。ただしクライマックス・デスDIE爆発のような混色ルーンのカードで報酬がおかしくなるバグが23年11月現在発生しています。

beerbrickディスコードへの報告



バケットを3未満に絞った場合、ランダムな拡張バケットが提示される。ランダムに提示されるバケットは、デュエル未実装の拡張が出現することもある。
・ETCの中身は影響しない。ETCのバンドメンバーはバケットに影響をあたえません。例としてロウゼブをバンドメンバーに加えても「ナクスラーマスの呪い」バケットは提示されません。


アドバイス


・採用する拡張数は可能な限り絞る。採用拡張を3つ以下にすれば「バケット固定」を行うことが可能です。
・最新拡張で固めたほうが強くなりやすい。例として、勝率が良いヴァンダル・ストームパイクの断末魔プリーストは、「コア」「リッチキング凱旋」「風集うストームウインド」の3拡張に固定しています。これによりスタンダードでよく見るアンデッドプリーストを組むことができます。

・アドベンチャーのカードはカードプールが少ない。前述したクラスカードの出現率が高い仕様のため同じカードを大量に獲得することが可能です。

ワン・ナイト・イン・カラザンのウォーロッククラスカード

ウォーロックでワン・ナイト・イン・カラザンバケットを出現させればこの3枚が獲得しやすいです。銀食器ゴーレムが1度に3枚取れることも珍しくありません。ただし、アドベンチャーは古い拡張であり、基本的に最近拡張よりもカードパワーで劣ります。この方法が使えるヒーローは少ないです。

アドベンチャーバケットシステムは変更になりました。

以下の記事にて解説しています。

syubun1486.hatenablog.com


終わりに


デュエルは、スタン落ちのカードを使用し、さらに特有の仕様が多く存在する敷居の高いモードです。筆者はデュエル実装当時から遊んでいますが、仕様すべては覚えきれていません。デュエルを始めようと思う人がもし存在するなら、この記事がその助けになれば幸いです。

 

 

「アカデミックキャリアをカオスにしちゃおう」